能　狂言　ビラくばり

京都芸術センターでは，毎年一つのテーマに沿って演目を選び、素謡の催しを行っています。平成22年度は，「一調二機三声（いっちょうにきさんせい）」がテーマ。この言葉は，世阿弥が自らの伝書『花鏡』の中で述べたもので，舞台の最初の一声を発する際の気の高まりや心と身体のありようを説いたものだそうです。
この催しの企画は、京都を中心に活躍する若手能楽師の味方團さん。ナビゲーターは熱く明るい語り口の田茂井廣道さん。若い方も気軽に参加できる催しだと思います。毎回味方健さんのお話もあります。味方健さんもお出ましとあれば、若い方だけでなく大人の方もきっと満足されるのではないでしょうか。
謡の会とはいうものの、今回は小鼓方と笛方も参加されます。春の宵、ふらっとお出かけしましょうか。地下鉄、阪急の烏丸駅からほど近い会場ですし…。
当サイトの[検索]欄に「一調二機三声」と入力すると、一年分の予定(7回分)をご覧いただけます。(管理人)

【今回のテーマ】「祝言の声」味方健
■「翁」

味方健、味方團,田茂井廣道（地謡）、森田保美（笛）、荒木賀光（小鼓）

■「竹生島」

浦田保親（シテ）、大江信行（ツレ）、味方團,田茂井廣道（地謡）

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