ホーム > 公演情報, 関西 > 素謡の会 一調二機三声(5)

素謡の会 一調二機三声(5)

【日時】2010/12/09(木) 15時開演(昼公演)
【公演名】素謡の会 一調二機三声(5)
【場所】京都芸術センター 大広間
【料金】前売1,500円 当日1,800円
【問合せ】Tel.075-213-1000(京都芸術センター)

京都芸術センターでは,毎年一つのテーマに沿って演目を選び、素謡の催しを行っています。平成22年度は,「一調二機三声(いっちょうにきさんせい)」がテーマ。この言葉は,世阿弥が自らの伝書『花鏡』の中で述べたもので,「歌い出しは、一に調子、二に気合い、三に声」から採ったもの。舞台の最初の一声を発する際の気の高まりや心と身体のありようを説いたものだそうです。
この催しの企画は、京都を中心に活躍する若手能楽師の味方團(まどか)さん。ナビゲーターは熱く明るい語り口の田茂井廣道さん。若い方も気軽に参加できる催しだと思います。毎回味方健さんのお話もあります。味方健さんがお出ましとあれば、若い方だけでなく大人の方もきっと満足されるのではないでしょうか。
当サイトの[検索]欄に「一調二機三声」と入力すると、一年分の予定(7回分)をご覧いただけます。
この日、15時からと19時から、「融」で2公演。シテ方・ワキ方、役目を替えて味方團さんと、吉浪壽晃さんの「立会い」という趣向です。演じるお二人にとっても挑戦的な企画ですが、拝見する側もちょっと緊張しますね。シテ・ワキを入れ替えても、所詮「融は融」。素謡は素謡。そんなふうにしか思えなかったら、ちょっと情けない…かも。謡だけでどれだけ深く味わえるか。自分の感覚が試されるような…。
師走の午後。きっとなにやら慌ただしく過ごしているのでしょうね。でも、手帳に印を付けて、挑戦的な企ての「目撃証人」になってみましょうかねぇ。拝見前に、謡本に目を通しておくほうが、深く「目撃」できるのではないでしょうか。
この日は、味方健さんのお話も、昼夜両方を拝見してもどちらか一方でもいいように考えてくださるということです。
また、この回終了後の17時45分から、河村晴道さんによるトークが京都芸術センター 講堂で開催されるそうです。このトークは無料で拝見できるそうです。12月9日は1日「融」三昧なんて、いいですね。(管理人)

【今回のテーマ】「望憶の声」味方健

■「融」

吉浪壽晃(シテ)、味方團(ワキ)、味方健,田茂井廣道(地謡)

詳細はこちらをご参照ください。

  1. コメントはまだありません。
  1. トラックバックはまだありません。

*